ペシミストの幸福論

佐藤さんと渡辺さんの話

明日ありと思う心の仇桜

 

 

こんばんは、カトウです。

 

滝沢歌舞伎ZERO、京都南座千秋楽お疲れ様でした!ということで、感想というには拙すぎる、京都公演を通して感じたことを書き留めてみようかなと思います。新橋の内容がどうなるかまだわからないけれど、ネタバレになってしまうかもしれないので、新橋まで取っておきたい方は未読スルーしてください!

 

 

 

 

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「明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」

ちなみにタイトルは「明日も咲いているだろうと思っていた桜も、夜のうちに嵐が吹いて散ってしまうかもしれない」という諸行無常を詠んだ歌から来たことわざ。現代語訳すると「推しは推せるときに推せ」(違う)

 

 

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まず初日の2/3、たまたま仲良しの佐久間担と遊んでいて、お互いツイッターで自担のオリフォのビジュを必死で探していた。秒でTLに流れてくる岩本、深澤、阿部、阿部、そして、阿部……。珍しく渡辺くんのお写真が遅くて、佐久間担が「顔が良すぎてみんな写真撮る前に死んだんじゃない?」と言い出して笑い死んだ。

 

オリフォの前にパンフレットの演目のページが流れてきて、我慢できなくて見てしまった。「My Friend」の文字を見て、なんとなく直感で渡辺くんのソロかなって思った。どこかの雑誌で「渡辺は歌うかも」みたいなこと言ってたのもあって、ソロだったらどうしよ〜しぬ〜とか言ってたら死んだ。

 

私は地獄のなべさく狂いなので「佐久間くんが金だから、渡辺くんが銀とかだったらしぬ(笑)」って妄想みたいなこと言ってたら、帰り道でレポ見てしんだ。初日入ってたお友達たちから「多分死ぬ」と口々に言われたので、身辺整理してから南座に行くことを決意した。書いたのは遺書という名のファンレターだけど。

 

いざ私的初日、オープニングから涙が止まらなかった。元々よく泣くオタクだけど、自分でもそれが何の涙かよくわからなかった。私のグチャグチャな感情と反比例するみたいに、溺れそうなくらいの桜の花びらが舞う舞台に立つSnowManはしぬほど美しくて、誇らしくて、カッコよかった。

 

初日は渡辺くんばかり見てしまったけれど、表情1つとってもやっぱり大好きだと思った。指先まで魂がこもってるみたいな気迫はコンサートでは見れないから、歌舞伎の渡辺くんが大好きで、組曲でも腹筋太鼓でも倒れこんだ時に息が切れて上下する胸にドキドキした。

 

渡辺くんの隣だから何度も視界に入る佐久間くんの表現力にも圧倒された。1つの演目にあんなに入り込めて、それを外に出せる佐久間くんって本当に本当に本当に本当に表現の人だと思う。去年のSPARKでも思ったけど、あんなに小柄なのにどうしても佐久間くんから目が離せなくなる時があって、ステージに立つべくして立っている人だと改めて感じた。佐久間くんほど「魅了」という言葉が似合う人はいないと思う。ビールと佐久間は生に限る。

 

新曲のMake It Hotが死ぬほどカッコよくて!!!!!!!!!!!!衣装も可愛いし、振り付けもサビもカッコよくて、PPPもMIHも早くコンサートで見たい!ハンズアップしたい!スクリームしたい!私は腰振りより指クイでしんだ。宮舘くんは南座を抱いていた。

 

My Friendのイントロが流れて、渡辺くんが出てきて、そこまでは覚えてるけど、初日はそこから全部ぶっ飛んだ。歌舞伎の中に渡辺くんの歌声で埋まる時間と空間があるのがたまらなく嬉しかった。南座に響き渡る強くて優しい歌声が誇らしかった。

 

大好きな渡辺くんの歌を、渡辺くん自身が「歌うのが好き」と言って大切にしてくれていることが本当に本当に本当に嬉しくて!外部舞台でさらに伸びるようになった歌声を持って帰ってきて、それを歌舞伎に還元した渡辺くんが誇らしかった。これを横アリでもまた聴けるのだと思うとワクワクする!

 

あべさくの女形は、舞台上の世界に一分の隙もないほどに美しかった。阿部くんと佐久間くんの女形は正反対で、妖艶で儚げな阿部くんに対して可愛らしさと色気が同居する佐久間くんの両者共美しかった。客席に微笑む佐久間くんに思わず息を呑んだし、私が男だったら抱いてた。

 

2幕はなべさく。

 

本音を言うと、南座には6人のSnowManの見納めに行くつもりだった。でもいざ蓋を開けたら南座からもう彼らは8人で、映像も、とあって入るのが怖くなった。多分それがいつからでも心の準備なんて出来なかったと思う。それでも、漠然と怖くて怖くて仕方なかった。

 

私はミスノ時代も知らない新規だから、彼らの歴史も知らないし、彼らについて語れるようなことは何もない。それでも私が好きになったのは6人のSnowManだったから、もしかしたら6人の既存曲はもう歌えなくなってしまうのかもとか、6人だからこそと見てた夢は変わってしまうかもとか、私自身が大好きな彼らを否定してしまうかもしれないと思うと、たまらなく苦しかった。それは本人たちが前向きな発言をすればするほど増していって、必死に訴えかけるような、彼らしくない言葉が並んだ自担のブログはしぬほど苦しかった。

 

サマパラのオーラスで「デビューする」と言った岩本くんの肩を「よく言った!」とこついた渡辺くんが大好きだった。言葉にはしないけど、胸にはそれがあるんだと思ったら嬉しくて仕方なかった。去年の横アリを「見たかった景色が見れた」と振り返る渡辺くんが愛しかった。渡辺くんのソロで青で埋まる横浜アリーナは涙が出そうなくらい綺麗だった。佐久間くんがブログで「俺たちとみんなで全員の夢を叶えよう」と書いてくれて、SnowManとファンが見てる夢は一緒なんだと思わせてくれたことがたまらなく嬉しかった。

 

それらが嬉しかったからこそ、「真っ直ぐ進む人生の中で、右か左かしか選択肢がなかった」渡辺くんが選んだ先にある夢や目標は、見たい景色は、あの時のそれと一緒なのかなって考えざるを得なかった。自分が悔しかったのか、悲しかったのかわからなくて、どうしようもなかった。

 

それでも、右も左も前も後ろも、なんなら斜めの選択肢もあった中で、私が選んだのは渡辺くんだから。ずっとずっと応援するし、ずっとずっと好きでいる。今の私にはそれしか選択肢がない。

 

勿論、自担やメンバーがくれた言葉のうち、全部が全部本当の言葉だとは思っていない。それでも、自担の言葉はやっぱり特別で、ある種の呪いみたいだった。

 

きっと昔からずっと応援している方々と、ポッと出の私では今回のあれやこれやに対して抱く感情は違うと思うけれど、私は渡辺くんの言葉に苦しめられて、それと同時に救われた。

 

勝手に好きになっただけなのに、渡辺くんが「ずっと好きでいてほしい」と言ってくれたから「好きでいること」を肯定されたように思えて、それが馬鹿みたいに嬉しかった。渡辺くんを好きになってから私はずっと幸せだ。貰ってばかりで何も返せないけど、だからこそ私はただ手放しに渡辺くんのやることなすこと肯定してずっと好きでいたい。

 

完全に私の主観だけれど、最近の渡辺くんは純粋に「ジャニーズ」のお仕事を楽しんでいるように見えて、それがやっぱり嬉しい。今はそれだけでいい。ずっとずっと応援するし、ずっとずっと好きでいるから、ずっとずっとステージに立っていて欲しい。これが時に1番酷な願いになるのも知ってるけど、それでも願わせて欲しい。SnowManの過去を知らない私が見れるのはSnowManの未来だけだから、その未来を一緒に見たいと思う。

 

きっとこの舞台は映像には残らない。だから新橋では目かっぴらいて彼らの覚悟と気迫を肌で感じれるように、忘れないように、きちんと見届けたい。新生SnowManのファンとして、私も生まれ変わる。多分たまに後ろを振り返ってしまうかもしれないけれど、それは許して欲しい。ゆっくりでも追いかけるから、ドンドン先に進んで欲しい。渡辺くんのこと好きになって良かった。そんな渡辺くんを大切にしてくれるSnowManがいて良かった。そのSnowManのことも好きになれて良かった。私は幸せ者だ。

 

改めてWITH LOVEの「ずっと僕らは同じ道 行けることを信じてる」の歌詞が心に沁みた。どうか彼らの未来が光り輝くものでありますように。

 

なべさくは最高!!!!!

 

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カトウ